キリスト兄弟団上田教会

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今週の聖書の言葉

「主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。

おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』」

マタイの福音書 25章23節

今週の礼拝メッセージ

礼拝メッセージ要旨

2026年8月30日

聖書箇所…マタイの福音書 25章14~30節 〈新〉53p

説   教…「オリーブ山から未来を語るイエス様⑤」

 

〇はじめに

 先週は、マタイの福音書25章1~13節より、イエス様がオリーブ山で語られたことの四回目としてお話ししました。イエス様は、大変な世の中になっていく、生活がしにくくなっていく中で、その状況を救ってくれる人物やそのように立ち上がっていく人物が現れ、自らをキリストだと言っていく者も現れる中で、目を覚ましているようにと弟子たちに、花婿を待つ10人の女性のたとえ話をもって語られました。愚かな娘たちと賢い娘たちの差は、花婿を迎えにでるにあたって油を用意するということでした。イエス・キリストという人がいたということは、どこかで聞いたことがあるかも知れません。しかし、イエス様に信頼し、信じて歩んでいくか、救い主は天から来られるということをしっかりと信じ、聖霊と共に歩んでいるか…。ここに大きな違いが出てくるというのです。イエス様を信じる者たちは、主と共に過ごすことになるという平安をいつも持ち続けることができます。しかし、そうでないなら絶望し、迷っていくことになってしまいます。だからこそ、用心し、備え、目を覚ましていることが大切になってくる。主イエス様が戻って来るのはいつなのか分からないのですから。今日はその続きのマタイの福音書25章14~30節に目を向け、耳を傾けて参りましょう。

 

1.天の御国は…とたとえを語られるイエス様(タラント編)

 イエス様は、続けてしもべたちにタラント分け与えて出かける話をされます。しもべにそれぞれ、5タラント、2タラント、1タラントを分け与えていきます。ちょっとしたお金を分け与えるのとはわけが違います。1タラントは6000デナリです。デナリは人一人が一日暮らせる程度のお金、給料のことを意味します。今は1日8時間となっていますが、しかし、この当時の人たちはもっと長い時間を働いていたようです。で、今の私たちの生活にあてはめると7千円から9千円に相当します。これの6000日分ですから4千万から5千万円くらいを受け取ることになります。そのぐらいのお金を受け取るとしたらどうでしょうか。約二十年働いたくらいのお金を委ねられるわけです。5タラントはその5倍です。そう100年くらい働いた分に値するわけです。それらをそれぞれのしもべに渡して、主人は旅に出かけていきます。主人の立場からしたらそれだけの財産を委ねるわけですから、相当に信頼していないと出来ない事だったでしょう。弟子たちは、このたとえをどのような思いで聞いていたでしょうか。当時としては、財産をしもべに委ねることはありましたが、金額は大きなものでした。これはちょっとした金持ちのレベルではない金持ちがそのしもべに財産をゆだねるということを意味しました。それだけ委ねられるということは、大きな信頼を得ていると同時に、責任も大きいものでした。1タラントあたえられた者もそれなりの財産を預かっていたのですから、それだけでも栄誉のあることでした。しかし、彼らの行動はどうだったのでしょうか、特に1タラント与えられた者の行動は、主人の怒りを買うことになります。

 

2.商売するしもべたちと報い

 財産を預けられたしもべたちはそれぞれ5タラント、2タラント、1タラントの財産をどう扱うかを考えます。5タラント約一生分の財産を預かったものは、その財産を用いて、もう5タラント儲けました。2タラント預かったしもべも、その財産を使ってあと2タラント儲けました。あたえられた財産を最大限用いて、倍にして返したのです。帰って来た主人は、しもべたちと清算を始めます。そして、5タラントあずかった者と2タラント預かったしもべによくやった、良いしもべだと評価し、わずかな物にも忠実だったから多くのものを任せようと言って、主人の喜びをともに分かち合うようにと言葉をかけます。一方、1タラント預かった者は、そのまま財産を返しました。これに対して主人は悪いしもべだと言って、財産を奪い、10タラント持っているものに預けました。これは酷い仕打ちです。さいごのしもべは主人を恐れていました。しかし、なすべきことが、間違っていたのです。なぜ少しでも増やしておかなかったのかということが主人の責めのところです。彼は、主人の家から追い出されてしまいました。確かに悔むことになります。これを弟子たちは厳しい話だなと聞いたことでしょう。そして、それ以上にでは自分たちに預けられたものは何なのか、どうすべきかを考えたのではないでしょうか。

 

〇むすび

 イエス様はこのたとえを弟子たちに話されました。5タラント、2タラントをあずけられたしもべは倍にして主人に返しました。そして、1タラント預けられた者は、預けられた分をそのまま返しました。主人を恐れてはいましたが、主人を喜ばすことは出来なかったのです。

 

〇これからの歩みのために

 このたとえでは、弟子たちに、預けられたものを増やす喜びと増やさない悲しみ、悔しさが記されています。同じように、主は私たちにも賜物を委ねてくださっています。この信頼は、恐れではなく喜びを生み出します。私たち一人ひとりにはどのようなものが預けられているでしょうか?主のみ心を知り、忠実なものとさせてください。

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